1.工事成績をダントツ化させる条件

(1)デフレ下の急成長企業

koujiseiseki-1昨今、

・「公共工事が減少しており、仕事がない」
・「利益を犠牲にして入札せざるをえない」
・「競争が厳しくなった」

という声が全国のいたるところで聞かれます。
実際に「落札額4億円ほどの工事で、2万円差で負けてしまった」という有り得ないことが起きています

その結果、実績不足で指名に入れない、Y点が下がる、技術者が不足しているが雇用できない、という会社が増えているのも事実です。

確かに、平成5年以降、建設業のGDPは減少を続け、平成22年に最低となりました。この間、建設業のGDPは4割減少し、倒産・廃業・リストラが続きました。

そうした経営環境の中で、総合評価が導入されると、工事成績評定について、

・「このまま、工事成績が上がらなかったら……」
・「自社だけが取り残されていくのでは……」

という不安が一気に広がりました。その一方で、

・「いまの評定点は担当者による差が大きすぎる」。
・「どうしても検査官の私情が入る」。
・「気分で評価しているとしか思えない」。

という不信があり、その不信のために、工事成績評定に背を向ける会社もありました。

ところが、いま建設業は回復に転じました。内閣府の「国民経済計算」によりますと、平成22年から平成26年までの建設業の年平均成長率は10%に達しています。

成長率だけでみると、高度成長期に匹敵する数値になっています。この成長は少なくとも数年間は続くはずであり、受注機会も増加するものと考えられます。

とはいえ、地域により跛行性はありますし、平成5年ごろと比較すると、受注の機会は、7割で、まだまだ少ないと言わざるを得ませんが、この数年間に、

・完工高4億円から7億円
・完工高7億円から10億円
・完工高14億円から22億円

へと急成長した顧客企業が、全国には無数にありました。これらの急成長企業は、少ない受注機会を、競争に晒されながら、競合他社に勝る努力により獲得し続けておいでになりました。

その原動力となったものは、

  工事成績評定

でした。少ない機会を確実に獲得していくには、いろいろな意味で、工事成績評定が重要なキメ手となっていたのです。

工事成績ダントツ化プログラムは、このような急成長を目指す建設業の皆様のお手伝いをしてきました。このプログラムによって、会社がどのように変わるのかを、本ホームページから、感じていただければ幸いです。

 

(2)工事成績評定の課題

工事成績は、私情や気分だけで決定されているわけではありません。工事成績の正しい法則・ルールを知り、その法則・ルールにしたがって施工すれば、工事成績は必ず向上するものなのです。

その正しい法則とは、「どの項目に力を注ぎ、どのような努力を、どの程度やればよいのか? 」という努力の仕方であり、ルールとは「こういう場合に評価される。こういう場合は評価されない」という評価の基準です。

その法則やルールさえわかれば、工事成績は攻略できたも同然です。重要なことは、その攻略のノウハウを会社全体に浸透できるかどうかなのです。

ここに、大きな落とし穴があります。それは、工事成績は、会社全体で取り組まなければ上がらないということです。なぜなら、工事成績は、会社平均点で評価されるからです。

たとえば、1つか2つの現場が90点超を取ったとしても、70点代の現場がいくつもあるようでは、相殺されて会社平均点アップにはつながりません。

従業員300人規模のある会社で、「82点ならば当社でも取っています」とおっしゃるので、平均点をお尋ねすると「ちょっと調べてきます。……78点でした」とおっしゃるのです。

このように、最高点を確認して「安心したい」という会社は数多くあります。平均点や最低点が顧みられることはあまりありません。それは、最低点や平均点をアップさせることが難しいという心理の裏返しなのかもしれません。

しかし、最高点を確認して安心したとしても、それでは工事成績は向上しません。競合企業は、それに気づいていて、最低点や平均点の引き上げを狙っているかもしれないのです。

(3)最重要課題は経営者の姿勢

工事成績会社平均点をダントツ化させるには、会社最低点を83点程度まで底上げし、一方で最高点は90点前後まで引き上げる必要があります。

つまり、全現場の工事成績アップが必要です。これが難しいのです。そのためには、まず、工事成績をダントツ化できるプログラムが必要になります。

① 確かな工事成績ダントツ化のノウハウ
② 工事成績ダントツ化を進めるためのツール

があります。これにつきましては、弊社が提供しており、工事成績ダントツ化の実績が次々にあがっていますので、問題なく満たすことができます。

しかし、工事成績ダントツ化のためには、これに加えて、工事成績ダントツ化の十分条件が求められるのです。

① 社内の協力体制(迅速な水平展開)
② 工事部長等の現場指導(指導方法の確立)
③ 経営者のひたむきな姿勢(人を動かす条件)

この十分条件は、基本的には会社が行うことです。もちろん、弊社もその支援は行いますが、会社平均点をダントツ化させるという「決断」は経営者にしかできないのです。

(4)工事成績ダントツ化の結果

工事成績ダントツ化は、実は、簡単にできてきました。それは、あっけないほど簡単でした。

その理由は、弊社のノウハウが「本物」だったというこがありますが、経営者が本気になって工事成績ダントツ化に取り組まれたということがあげられます。経営者の皆様が「よきにはからえ」という姿勢ならば現場は動きません。

・社長が自ら弊社のセミナーに参加され、直ちに実践された会社では、その年のうちに会社平均点が大いにアップし、90点超の現場が2つも出現しました。

・専務の肝入で研修を始めさせていただいた会社でも、その年のうちに、全現場が82点超となり、50%の現場が優良工事表彰を受賞されました。

・社長決断で、毎年、工事成績ダントツ化内部監査を実施しておられる会社では、会社平均点は85点に達し、8現場が優良工事表彰に輝いておられます。

・国交省(地方整備局)で、弊社のお客様企業が第1位を獲得。国交省(地方整備局)トップ104社中15社(14.4%)が弊社のお客様企業です。

これら会社では、予定外の工事が受注され、利益アップにより設備投資が進められ、社員の決算手当が100万円を超え、社内の協力体制が強化され、受注に対する閉塞感がなくなり、社員の笑顔が溢れています。

そして、いま「毎年優良工事表彰」「入札常勝企業」の道を爆進しておられるのです。このように、

・会社経営を革新されたい方
・経営を安定させたい方
・事業承継をスムーズに進めたい方
・厳しい経営環境の中で生き残りを模索しておられる方
・毎年優良工事表彰・入札常勝企業を実現したい方

にとって、「工事成績ダントツ化プログラム」が解決策になることが多々あるはずです。

本ページをご覧になり、ご関心をお持ちになられた方は、すぐにでも弊社までお問合せください。取り組みが遅れれば遅れるほど、社員の皆様に苦労と負担をかけることになるからです。

 

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